撮築ブログ
モノブロックストロボやジェネレータータイプの大型ストロボ等の外部ストロボは、光の量(光量)を調整することができます。
今回は外部ストロボの光量を調整する「ワット数(W)」についてお話しします。
弊社サービス「撮築(サツチク)」では、ストロボの手配・設置だけでなく、マーケティング目線を含めた撮影コンサルやストロボ撮影方法のレクチャーもしています。
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目次
今回はサンスターストロボのモノブロックストロボを使用して解説します。
ストロボの特徴のひとつは「光量を変えられる」ことです。
光量は「光の明るさ」と思っていただいてOKです。
ストロボでは光量をワット数で調整していきます。
ワット(W)数は、「消費電力」をあらわす数値です。
電球を購入する際はワット数で明るさの参考にしていましたよね。ただ、電球より省電力のLED電球が主流になってからは、ワット数では電球に劣るように感じるため、「明るさ」をあらわすルーメン(lm)が使用されるようになってきました。
ストロボで表示される数値は何かというと「ワット数」です。正しくは消費電力ではありますが、「光量(強さ)」と考えていただいて結構です。
ワット数は数字が大きいと強い光です。
電子レンジやドライヤーでもワット数は馴染みがあるので分かりやすいと思います。
多くのストロボでは、ワット数を変更するためのダイヤルがあり、そのつまみを回すことでワット数が変更できます。
ワット数は、数字が2倍になれば消費電力も2倍になります。消費電力が2倍ということは、光の強さ(明るさ)も2倍になります。
例えば200W→400Wに変更して発光すると2倍の明るさになる、という具合です。
ストロボの機種にもよりますが、例えば当ストロボ撮影環境構築サービス「撮築(サツチク)」でよくご手配させていただくモノブロックストロボは、最大400W〜最小約3Wの範囲で調整できます。
このような場合、ストロボの光量のスペックとしては以下のように書かれています。
最大出力 | 400W |
調光範囲(出力可変範囲) | Full〜1/128 |
最大の光量が400Wで最低は400Wの1/128倍、つまり約3Wまで弱くできますよ、というように見ることができます。
ジェネレータータイプの大型ストロボの場合だと、モノブロックストロボよりも大容量になります。
例えばジェネレーターの光量のスペックとしては以下のように書かれています。
最大出力 | 2400W |
調光範囲(出力可変範囲) | Full〜1/16 |
最大の光量が2400Wで最低は2400Wの1/16倍、つまり150Wまで弱くできますよ、ということです。
ストロボの光量(明るさ)はカメラの露出設定に影響してきます。
カメラで明るさを調整することを「露出の調整」と言います。
露出の調整は、「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」の3つで明るさ調整していきますが、ストロボを使用するとこれに「ストロボの明るさ(=ワット数)」も関係してきます。
例えば「絞り」を「F5.6」→「F8.0」に変更すると、明るさが1/2になります。もともとF5.6で適正露出だとしたら、カメラに取り込む光が半分になってしまうため画像が暗くなります。
もし最初ストロボが100Wだとしたら、2倍の200Wに調整すると、元の明るさに戻すことができます。
カメラの絞り値 | F5.6 |
ストロボのワット数 | 100W |
↕︎ 同じ明るさになる(シャッタースピード・ISO感度は同じで、ストロボ以外の光は無い場合)
カメラの絞り値 | F8.0 |
ストロボのワット数 | 200W |
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