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ストロボのワット数とは?ストロボの光量を調整する

ストロボのワット数とは?ストロボのスペックの見方

 

モノブロックストロボやジェネレータータイプの大型ストロボ等の外部ストロボは、光の量(光量)を調整することができます。

 

今回は外部ストロボの光量を調整する「ワット数(W)」についてお話しします。

筆者
佐治 秀保 / saji hideyasu

株式会社ビジネスのかんさつ 代表/オルタナクリエイツ 代表

広告写真家・クリエイティブディレクター
経営戦略コンサルタント・中小企業診断士

プロフィール詳細(ビジネスのかんさつWEB)

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▼ストロボの基本的な使い方は、オンライン動画研修「ビジかんアカデミア」でもご受講いただけます。

 

 

 

ストロボで光量を調整する

今回はサンスターストロボのモノブロックストロボを使用して解説します。

 

 

 

ストロボの特徴のひとつは「光量を変えられる」ことです。

光量は「光の明るさ」と思っていただいてOKです。

 

モノブロックストロボの基本的な使い方_液晶画面

ストロボでは光量をワット数で調整していきます。

ワット数は「消費電力」

ワット(W)数は、「消費電力」をあらわす数値です。

電球を購入する際はワット数で明るさの参考にしていましたよね。ただ、電球より省電力のLED電球が主流になってからは、ワット数では電球に劣るように感じるため、「明るさ」をあらわすルーメン(lm)が使用されるようになってきました。

 

ストロボで表示される数値は何かというと「ワット数」です。正しくは消費電力ではありますが、「光量(強さ)」と考えていただいて結構です。

ワット数が大きければ強い光

ワット数は数字が大きいと強い光です。

電子レンジやドライヤーでもワット数は馴染みがあるので分かりやすいと思います。

ワット数の変え方

多くのストロボでは、ワット数を変更するためのダイヤルがあり、そのつまみを回すことでワット数が変更できます。

 

ストロボのワット数を調整するダイヤル

数字が2倍なら、2倍の明るさ

ワット数は、数字が2倍になれば消費電力も2倍になります。消費電力が2倍ということは、光の強さ(明るさ)も2倍になります。

例えば200W→400Wに変更して発光すると2倍の明るさになる、という具合です。

モノブロックストロボのワット数の範囲

ストロボの機種にもよりますが、例えば当ストロボ撮影環境構築サービス「撮築(サツチク)」でよくご手配させていただくモノブロックストロボは、最大400W〜最小約3Wの範囲で調整できます。

 

このような場合、ストロボの光量のスペックとしては以下のように書かれています。

最大出力 400W
調光範囲(出力可変範囲) Full〜1/128

 

最大の光量が400Wで最低は400Wの1/128倍、つまり約3Wまで弱くできますよ、というように見ることができます。

ジェネレーターストロボのワット数の範囲

ジェネレータータイプの大型ストロボの場合だと、モノブロックストロボよりも大容量になります。

例えばジェネレーターの光量のスペックとしては以下のように書かれています。

最大出力 2400W
調光範囲(出力可変範囲) Full〜1/16

 

最大の光量が2400Wで最低は2400Wの1/16倍、つまり150Wまで弱くできますよ、ということです。

カメラの露出との関係

ストロボの光量(明るさ)はカメラの露出設定に影響してきます。

 

カメラで明るさを調整することを「露出の調整」と言います。

露出の調整は、「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」の3つで明るさ調整していきますが、ストロボを使用するとこれに「ストロボの明るさ(=ワット数)」も関係してきます。

 

例えば「絞り」を「F5.6」→「F8.0」に変更すると、明るさが1/2になります。もともとF5.6で適正露出だとしたら、カメラに取り込む光が半分になってしまうため画像が暗くなります。

もし最初ストロボが100Wだとしたら、2倍の200Wに調整すると、元の明るさに戻すことができます。

 

カメラの絞り値 F5.6
ストロボのワット数 100W

↕︎ 同じ明るさになる(シャッタースピード・ISO感度は同じで、ストロボ以外の光は無い場合)

カメラの絞り値 F8.0
ストロボのワット数 200W

 

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