撮築ブログ
モノブロックストロボやジェネレータータイプの大型ストロボ等の外部ストロボを使用する場合、カメラのシャッターを押したと同時にストロボが発光しなければなりません。
そのために、カメラと外部ストロボをつなぐ「シンクロ(同調)」をする必要があります。
今回は外部ストロボを使用するためのシンクロの概要や使い方についてお話しします。
弊社サービス「撮築(サツチク)」では、ストロボの手配・設置だけでなく、マーケティング目線を含めた撮影コンサルやストロボ撮影方法のレクチャーもしています。
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目次
シンクロとは、英語の「synchronize」の略です。同期する・タイミングをあわせる・同時に起こるという意味です。
カメラに内蔵されているストロボ(内蔵ストロボ)はカメラのシャッターを押すと自動で発光しますが、外部ストロボは、そのままではカメラと接続されていないためシャッターボタンを押しても発光されません。
外部ストロボにおいてもシャッターボタンを押したらストロボが発光されるようにすることをシンクロといいます。
カメラとストロボをシンクロコードで接続することでシンクロができます。
接続の方法は「有線」で接続するか「無線」で接続するかの2通りです。
シンクロコードと呼ばれるコードでカメラとモノブロックストロボを接続することができます。
モノブロックストロボは本体に、大型ストロボの場合は、「ジェネレーター」にコードを挿すところがあります。
挿し込むだけのため簡単に接続できますが、シンクロコードの長さは2〜5m前後が多いため、ストロボから比較的近いところにカメラがないと撮影できないのがネックですね。ジェネレーターとカメラが遠くなりそうな場合はもっと長いシンクロコードやシンクロコードの延長コードもあると良いです。
今はシンクロコードの無線版もあります。「ラジオスレーブ」といいます。
単4などの乾電池が必要ではありますが、10mくらい離れても使用できますので私も使用しています。コードが付いていない方がフレキシブルに動けますので便利です。
機種によって対応しているメーカーやカメラが異なりますので、お使いのカメラを確認してから購入してください。↓
外部ストロボを2台以上使用する場合、すべてにシンクロコードもしくはラジオスレーブを接続する必要はありません。
ストロボに「スレーブ(SLAVE)ボタン」がありますので、ONにすることでシンクロコードやラジオスレーブを接続していないストロボも同時に発光させることができます。
スレーブ(SLAVE)とは、「コンピューターなどで、主装置の制御によって作動する従属装置」という意味があります。ストロボは1台で使用する場合もありますが、商品写真などの場合は2台・3台など複数台を使用することによりリッチな光を作ることができ、写真がキレイになります。
シンクロコードやラジオスレーブを接続するのはカメラ1台につきストロボ1台ですので、複数台ストロボを使用する場合は、この「スレーブ」の機能をONにすることで、シンクロコードに接続していないストロボも同時に発光することができます。
ただし、同じジェネレーターにつながっているヘッドは同時に発光されますので、ジェネレーターが複数台あるときに使用するボタンです。
ちなみに今回ご説明したストロボはこちらです。
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