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ストロボ撮影のメリット6つ。なぜストロボを使用すると良い?

ストロボ撮影のメリット6個

皆さんは、写真撮影の時「ストロボ」を使用していますか?

 

ドラマなどでもモデル撮影をしているシーンなどでストロボを使っている風なシーンもあるのでなんとなくイメージは付くのでは?と思います。傘とか刺してピカピカ光っちゃったりしているアレです。

 

一般的には使わない「ストロボ」ですが、なぜ写真撮影にストロボを使うと良いのか、少しだけメリットをまとめました。

 

弊社では、「撮影を内製化したい」「社内で写真撮影ができる環境を整えたい」という企業様向けに、ストロボによるライティング環境コンサル&機材設営&撮影レクチャーを提供するサービス「サツチク」をスタートいたしました。

 

このブログでは、なかなか知る機会のない「ストロボ」や「ライティング」について、いくつかお話しをしていきたいと思います。

筆者
佐治 秀保 / saji hideyasu

株式会社ビジネスのかんさつ 代表/オルタナクリエイツ 代表

広告写真家・クリエイティブディレクター
経営戦略コンサルタント・中小企業診断士

プロフィール詳細(ビジネスのかんさつWEB)

ストロボとは?

光には「瞬間光」と「定常光」がある

ストロボとは「瞬間的に発光する照明装置」のことです。カメラのシャッターボタンを押すと同時に光らせることができます。「フラッシュ」とも呼びますね。

 

一方、太陽の光である自然光や、電球や蛍光灯など一定の光を発光する光を「定常光」と言い、発光の種類としては「定常光」と「瞬間光」の大きく2つに分けられます。

 

モノブロックストロボ ストロボ撮影のメリット6個

 

写真は一瞬の光があれば良い

なぜ瞬間光で良いかというと、写真に必要な光は「一瞬の光でも良い」ためです。

写真はほとんどの場合、一瞬を切り取るものです。シャッター幕が開いている時間、例えば1/125秒というほんの一瞬の時間の光をイメージセンサー(昔でいうフィルム)が受け取って画像を作るため、光もその瞬間だけあれば事足りてしまいます。光を常に発していることはあまり意味がありません。

 

ストロボ撮影のメリット6個

 

ストロボの光は大きいと数百W〜数千W(ワット)の光を発することができるため非常に電力を使用します。そのような大きな光をずっと発光していては電力的にも無駄ですよね。数百W〜数千Wといえば、例えばずーっとドライヤーを使っていたり、電子レンジを使っているような電力の使用状況になってしまいます。

動画は定常光

しかし動画となれば瞬間光では意味がありませんので、定常光のライトを使用します。撮影のための「ライティング」といえども、写真と動画ではライトの種類が異なるんですね。

ストロボを使用するメリット

写真撮影の際にストロボを使用するメリットがいくつかありますので紹介します。

① 暗いところでも撮影できる

まず1つ目は、暗いところでも写真撮影ができるということです。これは分かりやすいですね。

自然光や、蛍光灯などの光がない暗いところでも、ストロボを使用することで明るい写真を撮ることができます。

② 外光や室内照明などの環境に左右されない

ストロボの光量とカメラの露出設定にもよりますが、自然光や室内の照明がついていても、それ以上の光量を作ることも可能なため他の光の環境に左右されず撮影することができます。

ちょっと難しいかもしれませんが、サツチクではストロボセッティングの際に撮影レクチャーをしますので、その時にお伝えしています。

③ 写真の雰囲気を統一することができる

ストロボ撮影のメリット6個

ストロボでライティングすると、一定の光量で撮影することが可能になるため、常に同じ雰囲気で撮影することができます。インスタなどのSNSや、自社WEBサイトやECサイトなどで複数の画像が並んだ時も、写真の雰囲気を統一することができます。

④正しい色を表現しやすくなる

光には青い光、オレンジ色の光など様々な「色」があります。いわゆる「色温度」というものです。

もし定常光で様々な色の光が混ざってしまっていると、写真の色を正しく表現することができません。ストロボでは複数台使用した場合でもほぼ同じ色温度で発光できるため、カメラの設定をきちんとしていれば正しい被写体の色を表現することがしやすくなります。

この方法も「サツチク」では撮影レクチャーにてお伝えしています。

⑤手ブレを抑えられる

ストロボ撮影のメリット6個

定常光で撮影していると、手ブレしてしまうこともあると思います。ストロボは、発光時間(閃光時間)がかなり速いため手ブレがしにくくなります。ストロボの種類や、光量の設定にもよりますが、早いものだと閃光時間が1/7000秒といったとても速いストロボもあります。

⑥被写体ブレを抑えられる

閃光時間が速いことで、手ブレとともに「被写体ブレ」も抑えることもできます。「被写体ブレ」とは、その名の通り被写体がブレてしまうことです。定常光で撮影するときに、例えば三脚で立てて手ブレしないようにしていても、走っている人物や動くものなどは被写体がブレてしまうこともあります。

ストロボを使用することで、人物が動いてもピタッと止めることができます。例えば、ジャンプしている人もブレずに撮ることもできます。

ただ、ストロボを使いこなすのは難しい

ストロボ・ライティングができるようになるには数年かかることも

このように、ストロボを使用するメリットはたくさんあります。しかし、ストロボを使いこなすことは結構難しく、ストロボライティングを使いこなせるようになるには修行が必要です。

通常、いろんな被写体に対してストロボ・ライティングができるようなプロカメラマンになるためにはアシスタント修行からスタートすると数年はかかります。ボクも写真の世界に入ってから15年ほど経ちますが、最初の3年間はスタジオで師匠の元についてみっちり修行したものです。(大変でしたが良い思い出です笑)

ライティングは被写体や目的によって異なる

実はライティングは、「被写体(撮りたいもの)」や「見せたい目的(マーケティング戦略)」などによって異なります。

モデル撮影・商品撮影・フード撮影など、被写体それぞれライティングは異なり、さらにいうと、それをどう見せたいか・写真を見た人にどう感じて欲しいかというマーケティング戦略やブランディング戦略によっても異なります。

そのため、企業ごと・事業ごとに被写体や戦略は異なると思いますので、プロカメラマンのようにモデルも撮る、フードも撮る、建築も撮る、などあらゆる被写体に対するライティングは覚えなくても大丈夫です。

「サツチク」は、”コンサル×設営×撮影レクチャー”で撮影課題を解決

「サツチク」では、被写体や目的、マーケティング戦略などもお聞きしてからライティングを考案・構築し、撮影のテクニックをお伝えしています。

みなさまの日々のプロモーション活動・ブランディング活動が良いものになりますように。

「撮築」サービス概要

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良い撮影のための、
ライティング構築&レッスン

撮影したいイメージや現場のスペースをお聞きし、ストロボの手配〜現場設営をします。
また、社内スタッフさん向けに撮影方法もレクチャー。貴社の撮影体制づくりをサポートします。

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